2011年8月9日火曜日

経済を立て直す秘策!?

最近、世界的に経済が悪くなっていると言う。

その理由をアホな頭で考えてみた。

経済学者から見たらアホの一言で終わるかもしれない事をこれから書いていく。

まず、戦後日本の経済成長の事から考えてみる。

戦後日本は、全員中流家庭を目指していた。つまり、富める者も貧しい物も少なく、中流家庭が圧倒的に多い社会だ。

これの良い点は、みんなが中流なので格差が少なく、自分を卑下したりする事が少なく、皆一定の余裕があるから消費もそこそこ出てきて、経済成長を徐々に伸ばす役割にとってはとても良い。

反面、どれほど努力しても報われない可能性がある。つまり、ある人が大きな利益を上げたとしても、その殆どが残らないで他人に渡る。いわゆる社会主義みたいな民主主義という事だ。

今は格差社会で、商才があればぼろ儲けし、何億と稼ぐ人もいる。一方全く収入が無く、誰にも頼る事無く死を選ぶ人も居るのが現在だ。

自然社会から見れば、弱肉強食の時代だから弱い奴は死ぬ!でいいのかもしれない。しかし、この格差社会が経済を悪くする要因なのではないか?と思えてならない。

理由は、現在の金持ちは商才で設けたのではなく、金融投資で儲けた人とかが多い気がする。その為、お金の使い方は、お金がお金を生むような投資に多くのお金が行く。昔なら投資に行くお金は限られていて、それが消費に回っていた。が、今は投資にお金が向かうのだから、貯金しているような物だ。厳密には貯金とは違うが、社会に流通しないという意味では同じような物だろう。

毎年多くのお金が作られたとしても、それの何割が投資のお金に持って行かれるのだろうか?

今の世界ではお金が余っていると言われている。でも、実際にはお金が無くて苦しんでいる人が多い。その理由がこれだろうと思う。

日本の借金が年々膨れ上がり、デフォルト寸前とさえ言われていたりする。その対応策として、日本銀行が日本国債を買い取るという案が浮上している。簡単にいえば、お金を作りまくって借金を棒引きにするやり方だ。

何人かの経済学者が、これはやってはいけない行為だから反対している。

では、これならどうだろうか?
分かりやすく日本とアメリカの2国を例に上げてみる。
日本銀行がアメリカの特別国債を買い入れ棒引きにする。アメリカの中央銀行が日本国債を買い入れ棒引きにする。

つまり、多国間で中央銀行が協調買入をするわけだ。買い入れ額は勿論相談結果次第だが、複雑化された金融工学を取り入れて計算すればたぶんどの位のボリュームなら問題が無く解決するといった事が分かるのではないだろうか?

一国で何でもやろうとする時代ではなく、他国と協調してお互いに支えあって何とかするのが良いのではないだろうか?

あと、投資のお金をもっと市場に流通させる為の策を考えて欲しい。

今は金や銀にお金が移動しているみたいだが、プロの投資家は非情に徹している気がする。そうしないと、職が無くなるからかもしれないし、無能のレッテルを貼られるからかもしれない。

小麦や石油に投資して燃料や食料を高騰させ、底辺の人達を困らせているのは確かな事だし、本人も自覚している事だろう。

しかし、顧客のお金を預っているいる以上儲けを出さないといけない。から、自分が困る事よりも他人が困った方を取るのだろう。

お金をもっともっと増やしたいという気持ちがそういう投資家を産み、お金が市場に回らず、プロの投資家達の元に集まってくるようになっているこの仕組を変えないといけないのか、それとも市場にお金が流通する仕組みを作るかのどちらかしか無いと思う。

最も楽?な方法は、プロの投資家に預けられるお金の制限を設ける事かもしれない。

それとも、銀行が投資家に直接お金を渡せないような仕組みにするとか・・・。