2012年2月18日土曜日

ネットワークビジネス

最近、ネットワークビジネスの紹介を受ける機会に出会った。

今日本で行われているネットワークビジネスはねずみ講とは違うというのは正確には正しい。

ただ、基本的な考え方は同じな事は確かだ。

無限に子供や孫が続くわけではなく、7世代までとかいう制約が付いたり、ちゃんと商品の取引があるからだ。

色々なネットワークビジネスビジネスが形を変えて存在している。

長く続いているから、それなりに実績があり認められているビジネスだと言っていた。

でも、誤解している人が多いのも問題だと。

最初から色眼鏡で見て、差別をするのは嫌だから、色々な角度から分析し、自分が会ったネットワークビジネスを見て、言われた事が正しいかを検証してみる必要があると思った。

・ハーバード大学や早稲田大学でもネットワークビジネスを学科として教えている。

ネットで調べた限り、学科としてネットワークビジネスを教えている形跡は無い。授業の一環としてネットワークビジネスを教えているなら、表に出てこない可能性がある為問い合わせるしか無い。

更に見つかったのは、同じ結論に達したという事を書いてあるブログだった。

つまり、ネットワークビジネスは学問として認められているという事自体間違いだという事になる。

では、これを言った営業の人は嘘を言ったのだろうか?結果として嘘かもしれないが、本人は信じ込んだ上で話している可能性が高い。というのも、途中から入って来たお客さんも同様の事を言っていたのだ。

つまり、ネットワークビジネスをしている人たちは、人の言うことを鵜呑みにして疑う事をしない人たちがネットワークを組んでいないと成立しない可能性がある。

本人が嘘のつもりが無いのだから、言葉に真実味を持たせる事は可能だ。

それをそのまま受け止め確認しない人は・・・権威や○○さんもやっているという事だけで思考を停止し、疑いをせずに受け入れてしまうような感じがする。

これは、新興宗教と似たような部分があるように思える。

自分で考える事をしないで人の判断に従ってばかりいる人は、こういった事に傾倒してしまうような気がする。

・入会に5万円相当の商品を購入し、毎月1万5千円相当の商品を購入する義務が生じる。

今回の商品はサプリメントなのだが、ここから10%とか15%が自分の所に来たりするのだから、自分の紹介で買ってくれる人を見つけられたら、自分の購入費用なんて元が取れるという話だ。

サプリメントという消耗品を毎月購入する商品としている所がポイントだ。

1ヶ月で消費する量が1万5千円だとすると、自分が使いたい良いサプリメントを使えて利益にもなるという事だ。

しかし、そのサプリメントは果たして良いものなのだろうか?いや、もっと良いサプリメントがあったらそちらに移る事はできないのだろうか?

購入する義務を追う事になるため、簡単にはネットワークから抜ける事はできない。つまり、自分が抜けたら利益が無くなるから、利益が出ている人は買い続けるが廃棄するか他の人に上げるか・・・の選択肢しか無くなる。

止めるタイミングとしては、自分の利益が無くなった時だろう。

つまり、下から崩壊するわけだ。

・メーカー50%、会員50%

商品価格の半分はメーカーに行き、50%は会員に還元されるのだそうだ。

安く買えると思ったのだが、実はそうではなく、実社会で卸等の中間マージンを加えた価格は定価として存在し、自分の紹介者が買い続ける限り還元で安く買える以上にお金になるという仕組みなのだ。

3世代までの買取を還元する場合は、3世代目が損をしている事になる。が、3世代目も子供や孫を作れば利益になるという事だから、結局はやったはいいが子供を作れない人がババを引く事になる。

これは、果たしてビジネスとしていいのだろうか?Win & Winの関係なのだろうか?

一見すると両者はお互いにWin & Winに見えるのだが、ちょっと違う気もする。

メーカーは間違いなくWinだ。

ネットワークの頂点に立つ人はWinだ。システムを作った人だ。入会金の額や毎月の購入額を設定する人を言う。ネットワークの頂点に立つ人は、このシステムを魅力ある物に開発する事をするのだろう。

そして、それに見合った商材(消耗品)を見つけるわけだ。

しかし、システムを作ってもWinにはならない。子供を作って初めてWinになるのだ。

その為にはどうすればいいのだろうか?

ネットワークビジネスをしている人の人脈を作るのが一番早い。

すでにやっている人は、ネットワークビジネスに対してネガティブイメージが無いから受け入れ安いのだ。

では、どうやってそんな人達を見つけるのか?

それは、自分から他のネットワークビジネスに参加して人脈を増やしていくのが手とり早い気がする。

次に、ネットワークビジネスに商品を提供しているメーカーを探すのだ。ネットワークビジネス用の顧客管理ソフトがあるので、自分でそれを購入して配送したりする手間をやるなら、自分がメーカーの代わりをすれば良い。

が、手間がかかるので、すでにやっているメーカーがあれば楽なのだ。

本当の利益を得たいなら、ネットワークビジネスのメーカーになるのが一番なのかもしれない。

アムウェイやニュースキンはそういったネットワークビジネスの3台会社の2つなのだそうだ。

アムウェイは自社ビルを建てるくらい大きな利益を得ているのを見ると、あなどれないビジネスになっている事が分るだろう。

まあ、宗教みたいな部分もある気がするので、キリスト教や仏教などの寺院とかを見ると、利益は比較にならない位少ないかもしれないけど。

 

私は、お金や経済に対してこういった見方をする。

国が作るお金の量は、国民や擬人(法人や国など)を含めた総数で割ると、一人何万円になるのか?

から始まり、お金持ちは、その個々に割り当てられたお金から沢山回収できた人がお金持ちになるのだと。

国が一番お金持ちなのは言うまでもない。

しかし、国が借金してまでもお金をばらまけば、ギリシャの様になってしまう。

日本は借金する必要が無くても、官僚や政治家たちが必要だと嘘を言いまくって、使いまくった結果が今の状態だと思っている。

しかし、日本国は土地や建物を始め美術品、貴金属、株券、債権、他様々な形で現金化できる資産を持っている。

それらを現金化しないでお金が無いから、国債で借金して苦しくなったから増税という事で騙しているのだから、質が悪い。

勿論、人件費の問題もあるが、お金を浪費する国の構造にも問題があるのだ。構造を変えない限り、大金が必要な国=税金が沢山必要な国のままなのだ。

でも、多くの国民はそれを知らないような気がする。

話が逸れたが、このお金の移動をネットワークビジネスに当てはめてみると、お金を自分の水準以上に得ている人は、他の人からお金を搾取しているのと同じような気がするのだ。

大金を手にして何をしたいか?が問題なのだが、担当者は大金でボランティアをしたいと言っていた。

でも、大金を手に入れるという行為が、他人から搾取している事と同意語だとしたらボランティアは、その犠牲者の上に立って居るのではないだろうか?

誰かを犠牲にして、誰を助けるかを自分が決める立場になりたいとい見方もできるのだ。

本当にそれで世界は平和になるのだろうか?

最近、人間が手に入れたお金のシステムが古くておかしな事になっているように思える。

仮想マネー(切手、ポイントやレバレッジ等)が出てきて、本来なら量的緩和と同じ効果があると思うのだが、一時的な物だったり限定的なものだったりするだけで、インフレにならずにいる。

勿論、経済学者的に見れば、規模が違うからインフレにはならないのだろう。しかし、使われないポイントを計算すると馬鹿にはならないお金が眠っているのを見出した人もいる。

この仮想マネーは現金を生み出した人は考えもしていないシステムなのだから、現金のシステムの土台に増築した継ぎ足しの家だというわけだ。

こういった継ぎ足しをしているからこそ、金融が複雑化して人の手に負えない化物になり、なんとなく住みにくいといった歪が出てくるのだ。

だからこそ、こういった構造も変えるだけの発明を人類は必要なのではないだろうか?

仮に考えたとしても、既存のシステムから新しいシステムに簡単に移るという人は居ないだろう。余程の不都合が生じない限り。原発が日本で事故を起こさない限り、原発反対する事をしないのと同じように。チェルノブイリで事故があっても反対の声はあまり無かったように思える。

 

最後に、ネットワークビジネスが悪だというつもりは無い。

あくまでもシステムはツールであり、悪用すれば悪くもなるし、良く使えば素晴らしいツールになると思う。

現状のネットワークビジネスの問題は、運用する側の問題が大きい。

買える商材が少ないのも問題だし、参加する人がみんなその商材が欲しいわけではないのに買わなければいけないのも問題だ。

例えば、ネットスーパーみたいな形で食材や医療品や衣料品など色々と選べて、毎月1万5千円以上ならどうだろうか?

子供や孫が多く買ってもらえれば、それだけバックが期待できるのだ。

ちゃんとやっていけるかどうかの計算をしないといけないと思うが、これならネットワークビジネスを良い方向に使った例になるのではないだろうか?

勿論、現状のネットワークビジネスのシステムをベースに考えると、商品の価格は定価になるだろう。しかし、安心安全の品質の良いものという厳選商品と限定して行けば、ビジネスとして成り立つのではないだろうか?

あくまでもこれを実行するのはかなり面倒なので、これを実行する人が居ないのだろうけど。

一応、ネットワークビジネスの話を聞いた上での考察を踏まえた結論を出したと思います。

こんな長文を読む人がいるかどうか分からないし、(居ないだろうけど・・・)居たとしても稚拙な文章で反論できる所だらけだろう。

しかし、汲み取れる部分が少しでもあればと思って書きました。

2012年2月4日土曜日

石原氏の総理・・・

マスコミが老体の石原氏を担ぎ出しているように思えてならない。

いい加減、ご老体を隠居させて欲しいものである。

韓流と同じように石原氏をゴリ押しして、マスコミに何のメリットが有るのだろうか?

いい加減、誰も期待していないご意見番みたいなインタビューも止めた貰いたい。

直接取材したり、その人について知らないにも関わらず、記事やマスコミというフィルターを通した物を見聞きした感想を聞いて一体何を望むのだろうか?

それを書いた記者の意見と同調して欲しいのだろうか?

マスコミがマスゴミと言われるように、記者たちのレベルがあまりにも低下しているためなのだろうか?

経営陣も昔のバブルが忘れられなく、ヒットの法則を追いかければ楽だと思っているのだろう。

批判合戦をマスコミがやり始めて、それが当然の事のようになってしまった日本のマスメディアは何をしたいのだろうか?

いい加減、老人の戯言に付き合うのをすっぱりと止めた方が良いと切実に思うのでした。

だって、彼は何がしたいという明確な意思表示をしてもいず、周りが彼の人気?亡き弟の人気に未だにあやかって言いたい放題言っているだけで、何も無いのだから。本人が一番それを知っているのだろう。いい加減に救世主誕生とばかりに老人に無理難題言う記者も一緒に退場して欲しいものだ。彼なら何とかしてくれる?と思い込む記者たちだな。

TPP参加すると・・・

最近よく思うことがあります。

物価が日本では高く海外では安い事がよくあります。例えばハンバーガーとかです。勿論、逆に日本の方が安い場合もあります。

その価格差がTPP参加で少なくなるのではないだろうか?と思うのです。

人の行き来もできるようになれば、人件費の差も少なくなるのじゃないか?

そうなると、総合的に高い日本は全面的にデフレに陥るような感じになる。

理由は簡単だ。物の価値や人の価値が下がる・・・厳密に言えば安いのがある事を知った人はそちらに価値を見出した時、価値のシフトが起きる。

最後に残る違いは機能の差ではなく、外観や使い勝手といったデザインの部分しか無くなるのだ。

万人受けするデザインや流行に流されないデザインは、シンプル。

一部のマニアや流行なら、花柄や物、星や風景、模様等がキーワードになるだろ。

模様とシンプルを合わせた、うっすらと浮かぶ木目なんてのも。

そういうデザイン価値は無限?な感じがするので、これを除外して機能的価値だけで判断するのであれば、価格差がなくなっていくのではないかと思う。

日本の人件費が下がった場合、土地を筆頭に物の価格も下がっていく。

逆に、新興国の土地や人件費が上がっていく。

今世紀いっぱいかかって、この現象が起きるのではないだろうか?

ただ、日本の下がり具合と新興国の上がり具合を比べた場合、新興国の上がり具合をの方が圧倒的だと思われる。日本は下がっても、そんなに大きく下がらない。それだけ新興国の発展のスピードが早いわけだ。

フェアトレードという言葉があるが、この言葉通りの事へと時代は向かっているように思えてならない。

勿論、完全に格差が無くなるわけではない。

現時点で田舎と都会の差があるように、差は残っていくのは当然だ。

最近、こんな事を思うのでした。