記事を読んでいて思った事がありました。
個人的に、尾崎豊の曲は大好きでCDは殆ど購入しています。亡くなった後に出たCDは殆ど買いませんでしたが。
尾崎豊の曲の完成度は高いと思います。他の人がアレンジしたりしてもオリジナル以上の感動を感じる事ができないし、尾崎豊の声以外で尾崎豊の曲を聞いても違和感を覚えるだけで感動したりしません。少なくても私は。
いくら有名なアーティストが歌っていたとしても、カラオケをしている感じにしか聞こえないのです。そう、プロの歌を聴いている感じにならないので、お金を払って聞きたいと思わないのです。
最近ではコブクロが歌っていましたが、うまいとは思いますがそれだけです。心に来る物はありません。だからか、一枚も彼らのCDは買ってないな。
最近CDが売れない理由としては、いい曲や歌が少ないからだと思います。もっと厳密に言えば、いい曲や歌はあるのですが、それがメジャーデビューしていないだけだと思います。それは、日本の芸能界が邪魔をしているのが原因なのではないかと推測してしまいます。
そんな中で、尾崎豊の息子というだけで担ぎ出され、やらされる事と言えば親父の曲を歌わされる事・・・。
尾崎豊という人間を直接知っているわけでは無いが、そういう形で歌を歌う人ではないと思うし、彼の苦悩や思いを理解していても彼の曲で人を感動させる歌を歌える人は皆無に近いだろう。例えそれが息子であってもだ。
で、息子の歌を聞いたのだが、最初「??尾崎豊が歌っている時に似ているな・・・本物かな?」って思いました。が、違和感を覚えたのは確かです。
声質は似ているし似たように歌っているが、微妙に違うのだ。
確かにDNAは引き継がれている声を持っているのだろう。
しかし、思いまではさすがに引き継がれなかったみたいだ。
やはり、物まねカラオケの域を出ていないのだ。
思うのです。尾崎豊の声や歌が聞きたければCDがある。別に物まねが聞きたいわけでは無いし、偽物が聞きたいわけでは無いと。
名曲だから歌いたいという人はそれで自己満足の世界でいいのだと思う。
が、本当に尾崎豊の音楽がもっと聞きたいのであれば、彼の音楽性に近いと思う内容の音楽性を持ったアーティストを探すべきではないだろうか?
染谷俊というアーティストが居た。今もいると思う。最初に聞いた時は尾崎豊と同じフィールドにいるようなアーティストだと思った。だから彼のCDを2,3枚購入した。
しかし、移籍し音楽性が変わったのかどうか知らないが、活動しているのかさえ分からない。インターネット検索すれば出てくるかもしれないが、やっていない。
が、どこかで活動している事を祈っている。そして、原点に戻って活動している事を祈っている。
話は大きくそれたが、要は尾崎豊の幻を追いかけている人がまだまだいるのだという事が、彼の影響力の大きさを物語っているのだろうな。