2009年11月13日金曜日

ギネというドラマについて

産婦人科の現状を知ってもらう為にドラマにしたという事で期待して見始めました。

ですが、回を追う毎に見る気力が無くなりました。

理由は至って簡単です。
現状の産婦人科を知ってもらうという主旨をメインに描かないで、医者の産まれた時の状態がトラウマになって異常な行動をする産婦人科医が主役なのだから・・・良く分からない設定という以上に余計な設定を加える事によって、真実味を無くし見る気力を削いでしまったのです。

もう少し具体的に言うなら、自分が産まれる時に母体を傷つけ死に至らしめたのが原因で産婦人科医になった。それが今でも心の傷になって異常なほど赤ん坊の生に執着するという設定なのだが・・・おかしいような気がする。

だって、本当に勉強したのであれば、仕方の無い事だと言う事は理解できるはずだし、異常なほどの心の傷なら、どうしたらそういった事が無くなるかという研究をしている筈だと思う。設定では腕のいい医者となっているが・・・それも描ききれていない。

ましてや異常行動をして他の人とまともなコミュニケーションが取れない。そんな人が産婦人科医になっているのであれば、現実問題怖い事だ。

そうではなく、普通の医者がどれだけ頑張って色々な命と向き合っているのかが大切なのではないだろうか?

それを伝える為のドラマだったと思ったのだけど、違うので興味を失せてしまいました。

救命救急の方がはるかに設定にも真実味があって、目が離せないドラマだったのですが、このギネは使い古した設定を加えて台無しにしてしまいました。

先が読めるドラマになってしまった以上に、先を知りたくもないドラマに降格してしまった残念なドラマでした。

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