2011年2月6日日曜日

マナー違反と犯罪

ポイ捨てはマナー違反だ。公共の道路に空き缶やたばこの吸い殻を捨てるのは特に嫌がられる行為だと言える。

そんなマナー違反に対して注意するのは良いとして、蹴りを入れたりして暴力を振るうのは犯罪だ。

つまり、マナー違反は犯罪ではないが、それに対して暴力という犯罪で持って制裁を加える事を正義やら正当やら言うわけだ。

大人がこの部分をちゃんと把握していない状態で、子供に教えるとマナー違反は犯罪と同じ悪で、マナー違反者には何をしてもいいと思い込んでしまうのが怖い所だ。

例えば、空き缶を捨てている人がいたら、代わりに捨ててあげるからその分の労働費用を払ってもらうのはどうだろうか?嫌なら自分でちゃんとした場所に捨てるように促すのだ。

費用は、その製品と同額で良いのではないだろうか?

携帯の通話の場合はどうだろうか?

これは難しい。車内でしゃべっている人と携帯の通話はどう違うのだろうか?電磁波がどうこういうのはフェアではない。人工心臓等をしている装置から30cm以上離れていると問題は無いと科学的実験結果があるからだ。

また、すべての製品が問題を起こすわけではなく、古く昔の機器が問題を起こしたというわけだから、最近の機器では30㎝以内でも問題が無いという実験結果がある。30㎝というと、第三者が耳に携帯を押し付けている場合、本人の心臓までが30㎝位ではないだろうか?身長差とかもあるので一概に言えないが、余程混雑した中でないと、この30㎝以内という条件には達する事は無いと思います。

ただ問題なのは、プラシーボ効果として、電磁波が自分の装置に問題を起こして怖いという恐怖感から、携帯を使っている人を見ると体調が悪くなったりするケースだろう。

ここで注意すべきは、携帯を使っているという事だ。メールやインターネットのチェックをしていても恐怖感から使用者に注意したりする。ひどい人になると、電化製品(ゲーム機やパソコンも含む)全てを敵視する人もいるくらいだ。

携帯を使っている人は、使用料を払っている為、基本的にはどこでも使用する権利はあると思う。が、相手に迷惑をかけるような場所では、声を落としたりして迷惑をかけないような気配りで十分なのではないだろうか?

また、どうしても必要な会話なら仕方ない部分もあるし、メールで対応してもらう方法もあるのではないだろうか?

では、携帯での会話を控えてもらうにはどうすればいいのか?

やはり、申し訳ないのですが、もう少し声を落としてもらえますか?というのが電話の相手先にも聞こえる感じで言うのがいいのではないだろうか?

他にも色々な状況で色々な注意方法があると思います。

一番大切な事は、マナー違反者に対して暴力という犯罪が許可されていると勝手に思い込むのは危険だという事です。しかも、裁判官でも何でもない人が人を裁くのは親でない限りおかしな話だと思います。

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