2010年3月16日火曜日

国債を減らさないといけない事を分かり易くすると

国債は増やさない方がいい。その理由としてよく挙げられるのは、国債の受け皿が国民が銀行に預けたお金が資金に使われていて、貯金の金額を超えた国債を発行すると、今の金利のままだと買い手が付かない。

海外の投資家が魅力的に思える金利に上げないと行けなくなる。

金利を一気に上げると、ローンの金利も一気に上がる。

今の不景気な状態で金利が上がると、更に不景気になる。

そうなると、日本に投資しようとする投資家が益々離れて行き、国債が売れない為財政破綻という事になってしまうわけだ。

が、こんなに長く説明しても分からない人は分からないみたいだ。

だが、これならどうだろうか?

国債が発行される度に、国民は知らず知らずに連帯保証人として返済の責任を負わされる事になる。

よく保証人にはなるな!とドラマでも言われている事で一般的に保証人は危険だという認識が結構広まっているのではないだろうか?

この国債は、国民の一人一人がサインをしていないにも関わらず、連帯保証人になっている所が怖い。

もし、国債の返済をしないで債権放棄を強行させた場合、国債を購入した銀行は潰れるだろう。

そして、国民は預けたお金を手にする事ができなくなる。法律で1千万円までは保証されているが、それだって国債返済できない状態になれば法律を作って0円まで減らされる事も可能なのだ。

国際的に見れば、財政破綻した国は信用度が無くなるだろう。つまり、再度信用を取り戻すまでには、かなり長い時間が必要になる。

これが意味するのは、かなり長い間経済が停滞して行く事を意味する。

経済が停滞し、悪くなると・・・治安も悪くなる。

破綻するデメリットが如何に大きいか理解できるのではないだろうか?

もちろん、破綻する前に海外から支援がくれば延命する事も可能だろう。

ギリシャのようにユーロという経済連携された組織に入っていればの話になる。

おっと、ここで一つ忘れていた要素があった。

日本は世界でも有数のアメリカ国債保有国でした。つまり、日本の経済が破綻する前にアメリカ国債を売りまくるという方法もある。

そうなると、アメリカとの関係が悪くなる事は目に見えているので、アメリカがその前に支援する事になるだろう。更なる国債購入と引き換えになるかもしれないが。

もし、仁義というのが他の国にもあるなら、日本が今までODAとかで支援してきた国が微力ながら力を貸すという形になれば幸いだと思うが・・・過度な期待はしない方がいいかもしれない。

0 件のコメント:

コメントを投稿