2010年8月17日火曜日

緊急通報用電話番号の一元化

日本では、緊急通報用電話番号として警察への110番、救急車や消防の119番は有名ですが、海上での事故や事件は118番となっています。

他の国も同様に色々と番号が分かれているのが現状です。

しかし、考えても見てください。

緊急時にこれは○○だから110番で、これは○○だから119番と冷静に判断できるものなのでしょうか?

個人的な意見として、すべて統一すべきだと思います。

例えば、110番に統一したとします。

何かあった時は、すべて110番ですから、電話を掛ける側は細かな判断をする必要は一切なくなります。

電話を受けた側は、内容によって救急車が必要なら要請し、警察が必要なら警察に要請し、海上保安ならそちらに要請するわけです。

これの一元化によって色々なメリットがあります。

1.電話を掛ける側は、1つの番号だけ覚えていればいいから簡単。

2.小さな判断をしないでいいので、ミスによる問題が少なくなる。

3.電話を受ける側の一元管理ができる為、余計な人材やスペースを確保する必要がなくなる。例えば、沖縄でオペレーターが全部電話を受けるといった事が可能になり、教育も一か所でしっかりできるからミスが少なくなる。

4.救急車をタクシー代わりに使う人が減る。警察にも関係している為、変な電話をしにくくなる。仮に、減らないようであれば、業務妨害等で罪を問うたり、賠償請求できるように改正する必要があると思う。また、オペレーターの判断に対して罪を問わないといった事とかも必要になるかもしれない。議論の余地はあるだろう。

5.オペレーターの一元化されるため、通報情報の集計等を取りやすく、それによって資料を作成しやすくなる。つまり、資料作成の手間や時間が軽減される為、人件費を押させる効果もある。

6.地方の雇用確保に繋がり、経済が活発になる可能性を秘めている。

7.各部署はオペレーターを配置しないで済むため、通常業務に専念できる。

8. NTTに支払う金額が少なくなる。110番だけを残した場合、119番や118番の維持管理が必要なくなる為、経費削減になるのではないだろうか?もっとも、NTTに支払っていない場合は、NTT自身が管理しなくてよくなるので、NTTとしては楽になるのではないだろうか。

その他にも色々とメリットがあると思います。

逆にデメリットは無いのではないだろうか?あえて言うなら、方言で相手のいう事が分からない可能性もある。が、そういった場合の事も考えて、色々な方言の教育も受ける必要があるだろうし、外国語にも対応しないといけないだろう。それは、色々な人材と教育を確保すればいいだけの話になるのではないだろうか?

そして、こういった一元化をしている国は他に無いのかと思ったらありました。

オマーン、カタール、クウェート、マカオ、ミャンマー、コソボ、マルタ、ルーマニア、バヌアツ、エルサルバドル、ケイマン諸島、コスタリカ、ドミニカ共和国、パナマ、ウルグアイ、スリナム、パラグアイ、ベネズエラなど(ウィキペディア参照)

小さな国だから色々と整備できないから、電話番号1つで賄っている可能性もあります。

が、多い時のデメリットの方がたくさんあるのではないだろうか?

日本は経済が低迷している中で、支出を減らすシステムを考えないといけない。

その一つとして、これをやってみるのはどうだろうか?

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