2010年2月17日水曜日

金融業界に規制をする場合について

最近、オバマアメリカ大統領が金融に対する規制をかけるニュースが飛び交い、その後円高に向かったり株価が下がったりとしました。

そして、経済に詳しいコメンテーターとか経済学者とか色々と賛成をしている人とか何人もいます。

でも、賛成する前に日本のバブルからバブルが破綻した事を思い出して欲しいのです。

規制をかけるな!という事ではなく、急激な規制をかけるとバブル崩壊よりも厳しい時代に突入するという事をイメージして欲しいのです。

簡単なイメージとしては、リアルマネーと架空マネーがあって、リアルマネーの流通量に応じて物価価格が決まっているとします。

そこに、ヘッジファンドによるレバレッジで数十倍・数百倍の架空マネーが生まれ物価は変わらないのに、お金の量は急激に増えた状態です。

この架空マネーの価値はリアルマネーと同じという事なので、破綻した場合多くの損失を被った感じになるのです。

だって、全部数字の上でのマネーなのですから。

で、今回これで規制をかけて10倍までならという感じになるかもしれません。が、この損失とのバランスを考えるなら、年月をかけて徐々に規制をかけるのが正しいやり方だと思います。

だって、100倍のレバレッジで50倍まで失ったとします。が、10倍に規制をかけるとなると損失が膨らみますよね。

逆に、100倍のレバレッジで50倍まで失ったとします。が、60倍に規制をかけると、損失分は会社が負担できる所はいいけどできない所も出てきます。

だから、一概に賛成するのではなく、99倍の規制とか95倍の規制から初めても良いのではないかという事なのです。

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