2009年8月10日月曜日

金持ちを優遇する政策は愚策

金持ちを優遇し経済を引っ張ってもらって、経済成長率を上げようと思った人は間違いだと思います。ある方向から見ると良いかもしれないが、格差が広がって良い事はあまりありません。

それよりも、日本が戦後目指した国民総中流階級が一番理想的だと思います。

単純に1人の大金持ちが使うお金の使い道と100人が使うお金とどちらが多くの消費をするかは、子供でも分かる事だ。

昔の事を見れば分かるが、お金を持つと人は優位に立つ事に優越感を感じ、お金が無い人と差別化をし始める。

家、車、宝石、絵画、衣料・・・様々な物をブランドで埋め尽くそうとする。

その為、お金が無い人からの羨望と妬みの視線を受ける。格差が激しい時は、犯罪が発生しやすくなる為、お金持ちは身を守る為にお金を使う。

この状態でお金が流れるのは、高級と呼ばれる物ばかりで、お金持ち同士でお金のやり取りをしているだけで、下の人に回ってこない。

それとは反対に、皆が中流階級なら優越感や妬みは少なくなる。中流階級は人数が多い為、色々な人が色々な所にお金を使うシーンが増え、経済の活性化が容易に行われる。

経済の活性化を行いたいなら、国民総中流階級を目指す政策をすべきではないのだろうか?と言いたいだけなのだが。

どっかの誰かが、格差社会を生んだ政策をしたと言われている。その人は痛みを伴うのを我慢しろと言った。国民は安易にそれを信じ従った。その結果、格差が広がって自殺者は例年に無く多くなってる。弱者はより弱り声を張り上げる気力や力さえ失って行く。

まだ余裕がある人が気づいて声を上げるが、強者には身に迫る事ではない為、他人事のように思って行動している。

いったいいつになったら気づくのだろうか?この国民は。

もうすぐ総選挙だ。これが変革の第一歩だが、この国民はいつまで経ってもおろかな選択をして自分の首を絞めるのが好きらしい。変化を訴えるのに、変化を嫌う部分がある。

多分またおろかな選択をするのだろうなっと思いながら、学習しないだろうこの国民に少しは期待している自分がいる。

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